アパレルで洋服が作られるまでの3つの役割り

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ソーイング本にも載っていない 学校でも教わらない“コツ"を知って 「10年かけてもできなかったのが出来た!」
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マチ針を使わず既製服のように縫う ソーイングサロン「RANPI」の 曽根かおりです。
目次

洋裁で1着の服ができあがるまでに必要な3つの役割り

洋服ができあがるまでに関わる3つの役割

服を作るというとイコール縫うこと、イメージされやすいですが、

1着の洋服が出来上がるためには、縫うことに辿り着くまでに

たくさんの工程があります。

店頭で売られている既製服は、実際に工場で縫われるまでには

ほとんどが「アパレル」という会社で縫うまでの準備がなされています。

アパレルではどんなことが行われて、

それぞれがどんな役割を担っているのか。

そこから縫うことにどのように繋がっているのか。

大きく分けて洋服が出来上がるまでの3つの工程について

お話していきます。

普段の服がどんなふうに作られているのかをイメージするだけで

普段縫っていること、服を作るということの意識や視点が変わってくるかもしれません。

参考にしていただければと思います。

まだ形も何もないところから生み出す作業。

これがファッションデザイナーという仕事。

アパレルでは、デザイナーが最初に舵を切ります。

  • ブランドのコンセプト
  • 今シーズンのテーマ
  • 流行

会社でブランドがあるのだったら、こんなことを踏まえて、

デザインを生み出します。

店頭に並んでいる出来上がったデザインを見て

「これ、好き」

「これは好み」

というのは、誰でもいくらでもできますが、

ゼロからそのデザインを生み出すというのは

思っているより簡単なことではありません。

その人の感性を表す仕事。

単純に好きなものを描いていればいいわけではないのです。

では、どのような人がデザイナーになるのかと言うと、

もちろん、その人の生まれ持った感性やセンス。もありますが、

ただそれだけではなく、

一流スポーツ選手だって、何もせずにいい成績が取れるのではなく、

才能の上に人並外れた努力をしているのと同じように

そのセンスや感性・審美眼を日々磨き続ける作業の上で

育ってくるものです。

しかも、出した答えに正解はありません。

世間の評価で初めて決まる部分も多いのです。

頑張ったら報われる。というものでも無いんですね・・

どんな人がなれるのか、向いているのか。と言うことですが、

かつてあるデザイナーが

「デザイナーとは、誰もがなりたい。と思う職業ではない。

ただ、誰もがなれるという職業でもない。」

と言っていたことがありました。

正解か、成功か、わからないまま、それでも自分の感性をひたすら磨き続け、生み出し続け、熱意を持ちながら向き合うことに喜びを感じ続けられる人。

「デザイナーとは」をひとことで表すと、そんなふうに感じます。

世紀を代表するようなデザイナーが、半狂乱の人生を送っている人が少なくないのも納得いくところです。

服が出来上がるまでの、そのデザイナーの仕事とは、そのさまざまな感性を活かして服のデザインをすること。

一つのデザインを生み出すのに、何十枚とイラストを描いた中から選び抜かれた1枚。となっていくことが多いです。

そしてアパレルの中で、このイラストを元に服に出来上がるまでには、服として考えられたイラストではなくてはなりません。

このデザインを服にするには、ここに切り替えがあって、ここにダーツが必要。

こんなふうに縫えばこのシルエットは出る。

と言うことまでわかっていないと次は繋げません。

つまり、次に渡すパタンナーとの連携が必要。

デザイナーが服のデザイン画を描き、そのイラストを元に、

実際の服の型紙を作る人、これがパタンナーの仕事です。

そのイラストから、デザイナーがどんなシルエット、

どんな服の仕上がりを求めているかを読み解き、

デザイナーと連携しながら型紙を起こしていきます。

  • 人体の構造を知り
  • デザイナーの意図を読み解き
  • デザイン性と機能性のバランスを考えながらライン(線)を引く

このようなことを知識と経験で積み上げていくしごと。

これが、パタンナーのしごとです。

一つのデザインからまず型紙を起こし、トアルといって白い布で形を組み立ててみる。それをデザイナーにチェックしてもらう→修正する→チェック→修正・・・と、ものによっては何度でも作業は繰り返されます。

”いい服”に仕上げるためのデザイナーとの共同作業です。

実際の生地でサンプルも作ります。その上でさらにチェック、修正も入ります。

ここまで続けてきて、世に出ない作品もたくさんあります。

それも”よい服”を世に出すために必要なことでもあります。

パターンを引く。

ということに必要な力とは、どのようなことか。

まず、意外と思われるかもしれませんが、人体の構造を理解していないとなりません。

人の身体は電柱のようにまっすぐでもなければ、直線で出来ているラインはひとつもありません。人の体の作り、向き、傾斜など、身体の特徴を全て知っていることがまず前提です。

その上で、その身体に布をまとった際にできるシワ、ヨレなどを解消する基本的なことを知り尽くした上で、パタンナー自身のセンスが問われます。

技術+センスが必要なしごと、

その上で経験が必要なしごとです。

同じデザインを見て、10人のパタンナーがパターンを引いたら、

十人十色、重ねて全く同じになることはありません。

デザインに正解が無いように、基本的なことを除いてはある意味パターンにも正解が無いようなものです。

実際にパタンナーがパターンを引く際にもう一つ持っていないとならないものがあります。

それは、そのパターンを使ってどのように縫うのか。という視点です。

出来上がったパターンが、どうやっても縫い合わせるのか困難な状態のものだと量産には不向きです。

つまり、パタンナーはどうやってこの服を縫い上げるのか。の 服作りの工程、縫い方がわかっていないとパタンナーにはなれないのです。

普段私たちが自分の服作りをするのは、ひとりで1着を縫う。ということをしています。

これはある意味オーダー服と同じです。

お母さんが、子供の体に合わせて服を作っているのも、これもオーダーと同じです。

一人で1着縫うのと違って、アパレルの縫製工場では量産、大勢でたくさんの服を分業で縫います。

誰かが途中まで縫ったものの続きを縫う・・・が繰り返されます。

肩を縫う人、脇を縫う人、袖をつける人・・・工場の規模にもよりますが、かなり細かく分業されている工場もあります。

その代わり、誰が縫ってもできるように、1000着縫ったら、1000着同じ仕上がりにならなければなりません。

1着全ての縫い方を知らなくても流れ作業の一員にはなれることもあります。

縫い手によって、出来栄えが変わることはありません。

アパレルなので、生産性もあげていかないとなりません。

そのために、絶対に必要なものがあります。

それが「縫製工程表」です。

縫製工程表とは、簡単にいうと、作り方の順番です。
途中で止まったり、順番が分からなくなってしまうようなことが無いように
事細かに手順を確認して、流れ作業がスムーズに進むように組み立てます。

そこに時間が記載されることもあります。

そうすると、「縫う人数✖️枚数」で総枚数の出来上がる時間の目処が立ちます。

これが納期の目安です。

生産性・効率をよく考えて、更にきれいに仕上げるように

下準備がしっかり整ってから量産に流す。

事細かに手順を確認して、流れ作業がスムーズに進むように組み立てます。

そこに時間が記載されることもあります。

そうすると、「縫う人数✖️枚数」で総枚数の出来上がる時間の目処が立ちます。

これが納期の目安です。

生産性・効率をよく考えて、更にきれいに仕上げるように

下準備がしっかり整ってから量産に流す

流し出したら、止まらない。

それが量産の縫う仕事のスタイルです。

いかがでしたでしょうか?
ざっと服が出来上がるまでをご案内しましたが
私たちが、店頭でパッと手にして手に入れる服には
見えない縁の下でかなりの作業が行われています。

特にデザイナーとパタンナーのしごとは
普通に服を買う。時にはあまり消費者には見えない部分です。

洋裁が趣味で縫っている方々にも
縫うこと=服を作ること
と思われている方が多く、
洋裁を長くしているとパターンを引きたくなったり、
自分でデザインした好きな形のものを縫ってみたくなったり
される方が多いです。

長年色々と縫われてきた方がそう思われる気持ちもとてもよくわかります。

ですが、長く洋裁をされてきたからこそ、色々なものが上手に縫えるようになってきたと同じように

デザイン、パターンも長年の積み重ねと経験があった上で
世の中に出せる、少なくとも人に見せてもおかしくない服
に出来上がるわけです。

洋裁を長くされてきて、その後パターンに手をつけて、
結局、自分で引けないことがわかっただけ・・・と残念に思ってしまう方を
今までたくさん見てきました。

洋裁がある程度できるようになっても
そこまでもたくさんの経験が必要だった同じように

デザインをする、パターンを引く、
も同じように大量の知識と経験が必要な上でできるようになるわけです。

このように、 実際に服が店頭に並ぶまでには、 服作りを学んだプロたちの分業と連携がある上で、 実際に店頭に服が並びます。 趣味で服を作る場合は、 生地を選び、ソーイング本から好きなデザインを選び組み合わせる。 これが難しい・・と思われる方も多いですが、 デザイナーの仕事に当たる部分です。 その選んだ生地と作りたいデザインが合っているのか、 この生地だったら縫い代や縫い方を変えた方がいいかな、 仕立て方法を考え、決めるのは、パターンナーに準ずるところです。 そして、準備が整ったら実際に裁断して縫う。 これが、皆さんが実際に趣味で服を作る。という部分です。 今やっているのがどの工程の部分かな・・デザイナーかな?と そんな視点で向き合ってみると 更に服作りを楽しんでいただけるかなあと思います。 下準備が全てですので。 ぜひご参考になさってください。

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この記事を書いた人

ソーイングサロン&スクールRNAPI 主宰
株式会社アクト・ドゥー 代表取締役
***
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